カローラランクス、そのスタイルは。

カローラランクスの基本スペック カローラランクスZ:全長×全幅×全高=4175×1695×1470mm/ホイールベース=2600mm/車重=1140kg/駆動方式=FF/1.8リッターDOCH16バルブ(190ps/7600rpm、18.4kgm/6800rpm)/車両本体価格=183.4万円'01年1月に誕生し、'04年4月にマイナーチェンジをしたトヨタカローラの5ドアハッチバック。 
日本では'90年代からミニバンブーム到来と共にハッチバック人気が消え失せ、カローラも'84年からラインアップしていた5ドアハッチバックモデル「カローラFX」を'95 年に廃止していた。5ドアハッチバックと言えば、欧州ではワーゲンゴルフやオペル.アストラ、プジョー206/307など、ベストセラーモデルが揃っている。その欧州のようなプレミアム感を持たせることにより、現代に復活を遂げた。カローラランクスも塊感あるスタイリング、高性能な3タイプのエンジンラインナップ、スポーティかつコンフォートなインテリアなど、欧州車にひけを取らない車に仕上がっている.

カローラランクスその走り

カローラランクスはホイールベースを長くとり、室内高を高めることによって、ミディアムクラスに匹敵するゆとりのスペースや乗降性のよい高めの着座ポイントを確保している。
カローラランクスはボディの軽量化や主要コンポーネントの最適化を追求することで、俊敏な走りも可能になっている。 エンジンは全車VVT-iを採用し、1.5リッターと1.8リッターのいずれもDOHC。1.8リッター車にはステアリングから手を離さずにシフト操作が可能なスポーツステアマチックを採用するとともに、6速MTも設定されている。
ハイウェイや山道で飛ばすと、カローラなのに鋭い走りを魅せてくれる。190psのVVTL-iエンジンは、カローラなのに8000rpmまで回り、2速でも100km/h以上伸びる。しかも、6000rpmからの2段ロケットのようなジャンプ感は、ホンダVTEC以上。フトコロの深いサスペンションも、そのパワーに負けていない。トータルな1台のクルマとしては、広くて、快適で、飛ばせば、かなり速くて、けっこう楽しいぞ。

カローラアレックスとの違いはナニ?

2001年1月に登場したカローラの5ドアハッチ。カローラランクスは、トヨタカローラ店で売られ、ネッツトヨタ店で販売されるのが「カローラアレックス」だ。両者の違いは、ボディーからいうと、ボンネット先端のマークが違う事と、ドアハンドルが、ランクスはボディ同色、アレックスはメッキ処理されている所である。エンジンは、可変バルブタイミング機構「VVT-i」搭載の1.5リッターと、さらにバルブのリフト量も変化させる「VVTL-i」を採用した1.8リッターの2種類。カローラランクスにはFFのほか、4WDモデルも用意される。
カローラランクス、カローラアレックスは他の国内メーカーが国内市場から、あらかた撤退してしてしまった小型ハッチバックの中で、ひとり気を吐く貴重な存在なのである。世界中で売りまくるカローラ・シリーズにとって、なくてはならないのである。

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